2005-09-28 21:37:31

緋友禅 北森鴻 [ 作者 か ]

緋友禅―旗師・冬狐堂

文芸春秋
北森 鴻

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旗師、それは店舗を持たない古物商である。冬孤堂の名をもつ宇佐美陶子。彼女は骨董市を渡り歩いて品物を求め、売りさばいてゆく。そのときに骨董とともに謎を抱え込んでしまったりもする。トラブルに巻き込まれたり、招いたり。陶子は古物の裏を見ていく。古物に託された人々の想い。それを日常にみるようになってゆく。
面白かったです。
ミステリーとかそういう風に捉えないでただただ読める。どうなるんだろう?古物一つの裏を探るだけでも面白い。
あの手この手で探ってゆく。派手ではないけれど地味でもない。したたかという感じがします。
これはけっこういいかも。

Posted by ginniro at 2005-09-28 21:37:31 | コメント(0) | Trackback(0)

2005-09-19 08:37:23

冥い天使のための音楽 倉阪 鬼一郎 [ 作者 か ]

冥い天使のための音楽

原書房
倉阪 鬼一郎

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ある洋館で天使が生まれようとしている。そしてその天使は至上の音楽を謳いだすのだ。
だがまだ謳いださない。いまは未だ…。
とある音楽大学に通う生徒。そして突然起こる行方不明。
一体誰が何のために?
音楽を軸にして起こる事件。
それは思いもかけないところから始まっていた。

珍しく、犯人がだれだか分からなかった。だからけっこうどきどきして読めたとと思う。
けれど、全体的には印象の薄い本だと思う。
すごくあっさりというか…。
入門編としてはいいんじゃないかな?
どう紹介していいか分からない本(笑)。
倉阪さんの本としてはちょっと残念かな。

Posted by ginniro at 2005-09-19 08:37:23 | コメント(0) | Trackback(0)

2005-09-09 22:42:43

怪談徒然草 加門七海 [ 作者 か ]

怪談徒然草

メディアファクトリーダ・ヴィンチ編集部
加門 七海

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今だ継続中な怖い話があったり…。自分が体験した少し怖い話や奇妙な話を集めたもの。
口調は淡々と、けれどああ、これは怖いなと思うことも沢山。
それでも、ただ怖いだけではない。本当に体験したんだ、この人…。
わきまえている(私が言うのはすごく偉そうだけれど)んだなあって。
今まで加門さんって怖いもの知らずだと思っていたけれど、ある一定の法則にのっとっていたんだと納得しました。
怪談なんだけれど、レポートっぽいかな?
けっこう面白かった。

Posted by ginniro at 2005-09-09 22:42:43 | コメント(0) | Trackback(0)

2005-09-07 22:43:02

奇妙な刺客 澤田ふじ子 [ 作者 さ ]

奇妙な刺客―祇園社神灯事件簿

広済堂出版
澤田 ふじ子

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公家の庶子として生まれた頼助。一時は本妻からその命までも狙われていたがその後和解し今では京の祇園社の神灯目付役として、境内や町の治安維持に一役かっている。
毎夜祇園社の灯篭の火の番をするのであるが、さまざまな謎や怪事件に遭遇する。
その謎を解き、人々が安心して暮らせるように目を配るのが仕事なのだ。
そしてまた一つの謎を町で聞き及び…。

前回、陰陽師の話がおもしろかったので、借りてみました。
舞台は江戸時代の京都。祇園社の神灯目付の頼助が世のため人のため活躍する話(笑)。
少し読んでいて苦痛でした。何が苦痛なのかがよく分からないのですが。
説明くさいのかな?面白いはずなんだけれど、人に血が通ってないというか。
これも続きがあるみたいなので、次を読んでみたいとは思います。
話が成長しているのかどうかが知りたくて。
面白みという部分ではちょっと欠けるかな?

Posted by ginniro at 2005-09-07 22:43:02 | コメント(0) | Trackback(0)

2005-09-04 09:38:52

からくりからくさ 梨木香歩 [ 作者 な ]

からくりからくさ

新潮社
梨木 香歩

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祖母が死んだ。『お浄土送りをしてくるわ』と言ったりかさん。私は送り出したりかさんが帰ってくるのをずっと待っている。祖母の家は私の作業場となり、女子学生の下宿となった。
私と他の三人を含めての生活。染めや織り、日本の文化に惹かれる人間が集まって生活している縁。それは因縁?どこかでつながる人、祈り、愛、憎悪。
けれどそれらは大きな流れの中でいつしか収まるところへと収まるのだと…。

好き!この感じはすごく好きです。
何ていうんだろう?穏やかです。人の縁ってけっこう奇妙なものであったりします。
無理をした暮らしではないんだろうな。と感じました。まあ物語のなかだからともいえますが(苦笑)。
一人一人の抱えている問題はつらかっり、厳しかったりするのですが、それが4人で暮らしていると、というより主人公の蓉子さんと市松人形のりかさんのありようで少しずつ癒されているというような。
やさしくて好きでした。

Posted by ginniro at 2005-09-04 09:38:52 | コメント(0) | Trackback(0)

2005-09-01 08:52:37

星の綿毛 藤田雅矢 [ 作者 は ]

星の綿毛

早川書房
藤田 雅矢

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砂ばかりの星。そしてそこに作り上げられたトシとムラ。変わった生態系。ムラに住むニジダマはトシに憧れて、憧れて…。
そこに現れた交易人のツキカゲ。彼はニジダマに「一緒にトシに行かないか?」と言う。
なぜニジダマを誘うのか。ツキカゲの意思とは?そしてそのトシの姿、この世界の誕生と行く末は?

う〜ん、面白いといえばそうかも知れない。けれどなんていうんだろう。物足りないのかな?
世界観としては面白いと思う。そしてニジダマとツキカゲなどの登場人物もまあまあ。
けれど、足りない。足りなさ過ぎる。
ただ最後の締めくくりは好きだな。これは好みの問題になるんだろうけれど。

Posted by ginniro at 2005-09-01 08:52:37 | コメント(0) | Trackback(0)