2006-01-22 09:51:36

ロズウェルなんか知らない 篠田節子 [ 作者 さ ]

ロズウェルなんか知らない

講談社
篠田 節子

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このままではこの町の人口はゼロになる。忘れ去られた地方都市の青年団による町おこし。それは奇妙奇天烈な方向へと進んでいく。
馬鹿馬鹿しいと思いながらも協力する主人公。けれどよそうに反して人があつまり騒ぎは大きくなっていく。
常識をふりかざす町役場と切実な町民。
でもね、最後まで町おこしが成功したか?なんてわからない。
これでいいのかな?なんて思いながら邁進する青年団と地元住民を描く。

笑える。ごめん、笑っちゃいけないかも知れないけれど。
篠田さんの小説はいつも注目していてかなり好きなんだけれど、これもヒットでした。役場と住民のすれ違いとかはすごく理解できる。
難しいことなんてなくて、ただただ面白い。
オススメです。
「ツチノコ」で村おこししたところがあるんだから、いいんじゃないの?って思ったりします(笑)。

Posted by ginniro at 2006-01-22 09:51:36 | コメント(0) | Trackback(0)

2006-01-20 22:32:43

さいはての島へ―ゲド戦記 3 アーシュラ・K. ル・グウィン [ Weblog ]

さいはての島へ―ゲド戦記 3

岩波書店
アーシュラ・K. ル・グウィン, 清水 真砂子, Ursula K. Le Guin

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大賢人となったゲドの下へ奇妙な出来事の報告が寄せられます。そしてその一つをもってきたのがエンラッドの王子アレン。
彼はゲドに強く心惹かれ、一緒に旅に出ます。その奇妙な出来事の謎を解き、均衡を取り戻すために。
そしてアレンはゲドとの旅で沢山のことを学び、成長してゆく。
そして最後に得たものとは?

華々しい魔法の世界ではありません。たしかに魔法はあります。けれどそれ以上に人間臭い。すべてを魔法には頼らない。
アレンの成長に感情移入してしまいます。
怖かったり、陶酔したり。でも、自分を強く持つこと。いろいろと考えさせられます。
いつ読んでも色あせないだろうなと思える本です。

Posted by ginniro at 2006-01-20 22:32:43 | コメント(0) | Trackback(0)

2006-01-20 22:15:05

裏庭 梨木香歩 [ 作者 な ]

裏庭

理論社
梨木 香歩

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友達のおじいちゃんから聞いたバーンズ屋敷の秘密。長年放置されているバーンズ屋敷は子どもたちの絶好の遊び場になってる。照美もその一人。照美は自分の双子の弟をなくしてから、一人でいることが多い。両親が仕事に没頭するあまり、照美という子どもの存在が希薄になってしまったのだ。
その照美を照美として受け入れてくれる友達のおじいちゃんが倒れた。そしてバーンズ屋敷の秘密の裏庭の扉は照美に開かれた。
何が大事で、どうしたいのか?照美はその不思議な裏庭の空間を旅するのだ。

面白かったです。沢山のことが在りすぎて本当のことに気が付けないというのが人間なんだろうな。
大事にしているものから目をそらしてこれ以上の傷を受けないようにする。
けれど、それは偽りであってどこかに矛盾を生じてくる。矛盾を見つめることも大事なのでしょうね。
剣と魔法のファンタジーではなくて、心にもってる世界。
とてもいいお話でした。

Posted by ginniro at 2006-01-20 22:15:05 | コメント(0) | Trackback(0)

2006-01-20 22:07:38

THE CHAT〈Ver2.1〉  椙本 孝思 [ 作者 さ ]

THE CHAT〈Ver2.1〉

アルファポリス
椙本 孝思

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インターネットでまことしやかにささやかれる噂。このチャットルームに飛び込んできたのも、この噂を利用した悪戯だと最初は思った。
けれど、現実に人が殺されていく。
また自分は『亡霊だ』と名乗る人物によって。
誰が何のために?架空のスペースで集まる人間と、現実の人間。どこまでが本当のことなのか?
そしてこの殺人はなんのために行われるのだ?

前作に続いてです。なんとなく別の話になってる。つながってるけれど、つながっていない。
つながってればもっとよかったのになあ。
それでも、前作よりも楽しめたと思います。やっぱりこれはミステリーだよ。
そう思う。

Posted by ginniro at 2006-01-20 22:07:38 | コメント(0) | Trackback(0)

2006-01-20 21:58:08

THE CHAT 椙本 孝思 [ 作者 さ ]

THE CHAT

アルファポリス
椙本 孝思

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チャットをしているとそこへネットの亡霊を名乗る人物が現れた。そして自分は不要なファイルを削除しているのだという。
はじめは性質の悪い冗談だと思っていたが、そのチャットルームにいた人間が一人ずつ殺されていく。
そして平岡は自分の心に封印していた過去を思い出す…。そして最後のターゲットとは、誰なのか?

今よりも前、少なくとも5年前だとかなり怖かっただろうと思います。まだこんなにpcが普及してなくて、大半の人間がネットにつながることを簡単で、そしてそのそこの知れなさに怯えているころだったから。
でも、けっこう面白かったですよ。これ。
ホラーというかミステリーですね。

Posted by ginniro at 2006-01-20 21:58:08 | コメント(0) | Trackback(0)

2006-01-04 22:43:19

蹴りたい背中 綿谷りさ [ 作者 わ ]

蹴りたい背中

河出書房新社
綿矢 りさ

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どのグループにも溶け込むことができなかったハツ。彼女がクラスで気になったのはにな川だけ。そのにな川もとあるモデルの熱狂的なファン。そしてそのモデルとハツが会ったことがあるという接点だけがある。
高校に入ってから夏までの打ち解けたいけれど打ち解けることができない葛藤。どこか寂しい。

とりあえず、読んでみました。
ごめんなさい。どこがいいのかわからない。わからない年になってしまったとでも言うのでしょうか(笑)。
下手ではない。そういうレベル?というよりも普段読まないジャンルだからあまりわからないのかもしれません。
味わえないなあ(苦笑)。

Posted by ginniro at 2006-01-04 22:43:19 | コメント(0) | Trackback(0)

2006-01-04 22:33:13

いま、会いにゆきます 市川拓司 [ 作者 あ ]

いま、会いにゆきます

小学館
市川 拓司

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死んでしまった最愛の妻。彼女は生前「雨の季節になったら帰ってきます」と告げていた。
死んでしまった人はアーカイブ星にいる。主人公はそう息子に話続けます。そして帰ってきたママ。雨の季節のすばらしい奇跡。そして愛すること、愛されること。いつか別れがくることもわかっているけれど、それでも愛することは止められない。

人に薦められて読みました。泣けますと聞いていました。実際すごく話はよかったのです。
面白いと思いました。じんときました。
けれど、私はとってもまずいことをしたようです。
この小説を読むなら、作者の他を読む前がいいです。こう世界が繰り返されているのがちょっと辛かった。
でも話はすごくよかったんです。紹介してもらってよかったと思えるほど。
単体としてはいい本でした。

Posted by ginniro at 2006-01-04 22:33:13 | コメント(0) | Trackback(0)