2006-07-24 21:29:24

アブホーセン―聖賢の絆 ガース ニクス [ 作者 か ]

アブホーセン―聖賢の絆

主婦の友社
ガース ニクス, Garth Nix, 原田 勝

このアイテムの詳細を見る

ライラエルはサムと共にニックの救出に向かう。しかし、あまりにも大きなその敵の力はライラエルたちを圧倒する。
助けることができるのか?いやそれよりも自分たちが生き延びることができるのか?謎は深まり不評の犬とモゲットはその謎の答えを素直に話してくれない。サブリエルたちに降りかかる危機、そして世界はどうなるのか?

このお話のいいところは簡単には終わらないところ。登場人物はしっかり苦難を乗り越え、地に足をつけて前へ進んでいく。まあたまにそんなに上手くいかないよ…、と言いたくもなるけど(笑)。
面白いです。読み始めると止まらない。ハラハラのしどおしです。
分厚いのですが、それが気にならないから。すごいと思います。
オススメです。
できれば一気に2、3巻は読んで欲しい。

Posted by ginniro at 2006-07-24 21:29:24 | コメント(0) | Trackback(0)

2006-07-24 21:19:54

ライラエル―氷の迷宮 ガース・ニクス [ 作者 か ]

ライラエル―氷の迷宮

主婦の友社
ガース・ニクス

このアイテムの詳細を見る

私は本当にクレアなのだろうか?ライラエルはそのクレア族の力である先視の力を14になったいまでも授かっていない。同じ年の子供やそれよりも小さな子供が先視をしているというのに…。クレアにない容姿、そしてその出生の秘密はライラエルを苦しめる。
けれど大図書館の司書となることができた辺りから少しずつその苦しみから逃れられるようになった。その訳は…。

かなり面白かったです。前回のサブリエルよりも少し後の話で、サブリエルとタッチストーンはすでに端役になってる(笑)。
息子とライラエルの話です。夢中で読みました。終われないだよ。
不評の犬、欲しい!!
読み進めるとこの国がどこかにありそうに思えてしまう。存在感のある作品でした。
この話は3巻に続くのですが、2巻の終わりで「え!終わらないの!!これからどうなるの!」って本当に続きが読みたくなる本でした。

Posted by ginniro at 2006-07-24 21:19:54 | コメント(0) | Trackback(0)

2006-07-22 10:48:30

ブルータワー 石田 衣良 [ 作者 あ ]

ブルータワー

徳間書店
石田 衣良

このアイテムの詳細を見る

現実世界の瀬野周司は脳腫瘍で余命あと数ヶ月だ。だがあるとき脳腫瘍の痛みのせいかある世界に飛んだ。そこでは自分は健康体ですばらしく高い塔の上部に住んでいる特権階級の一人だった。そして名前はセノ シュー。パーソナルライブラリアンというものを持ち、そこから自由に情報を引き出せる。
そしてこの世界について得た情報とはすさまじいものだった。
貧困と病魔。そしてテロ。周司はそこで生活するうちこの世界を救いたいと思う。しかし方法がわからない。どうすればいいのか。現実世界とリンクする人間関係。そして自分の果たすべき役割とは?

面白いと思いました。まあ、救世主が異世界からあわられるというのはお約束で(笑)。
ライブラリアン、欲しい。これぜったい欲しいよ〜!!読んだ人は欲しくなると思うんだけどなあ。
まあ、それはそれ。
面白かったです。ハイ。読んでみてください。けっこうこういうの好きなので。

Posted by ginniro at 2006-07-22 10:48:30 | コメント(0) | Trackback(0)

2006-07-22 10:34:02

エレクトロンの悪夢 釣巻 礼公 [ 作者 た ]

エレクトロンの悪夢

角川書店
釣巻 礼公

このアイテムの詳細を見る

大手の企業で自律制御の機会を開発することを目的に働いていた花村だったが、会社は『半自立制御ロボット・ミューボ』をつくることにした。
一見ではまるで自分の意思でうごいているような機械だが、そう見せかけているだけだ。それを企業の限界と感じ花村は会社を辞めベンチャー企業を立ち上げる。
そして忙しく動く中事故を起こしてしまう。外傷はなく奇跡に近いほど無傷だったのに被害は足が動かなくなり口がきけなくなる。それに責任を感じた花村は車椅子型の真の自立制御の介護ロボットをつくる。
しかしその頃、世間ではウェヌスという謎の言葉を残して自殺する人間がいた。ウェヌスとは何か?花村の周りでもその言葉が鍵となる事件が起こりはじめ…。

途中ですが、あらすじを紹介するのは止めます。
だって二転三転して面白いから(笑)。読んで欲しいかも。よく出来ています。ただこんなに簡単に開発できるのか?とか思うけれど。まあそれは小説ですから。推理小説というかSF(?)。面白いです。本当に。最後まで読めないところがいいですね。ユウがどうなったのか。
ちょっと攻殻機動隊のタチコマを思い出したかも。

Posted by ginniro at 2006-07-22 10:34:02 | コメント(0) | Trackback(0)

2006-07-17 21:02:03

うつくしい子ども 石田 衣良 [ 作者 あ ]

うつくしい子ども

文藝春秋
石田 衣良

このアイテムの詳細を見る

事件のおこった場所はニュータウン。そこに似つかわしくない猟奇事件。そしてその現場にのこされた「夜の王子」のサイン。見つかった犯人は13歳の弟。
事件は解決へ向かうが関係者の嵐はそこから始まった。家族、友人を巻き込んで事件は様変わりする。そして僕はどうして弟が殺人を犯したのか、その訳を知りたいと願った。

どこぞであった事件を彷彿をさせます。けれどその事件がどうこうということではないのです。巻き込まれた家族たちの苦悩。悩みをかかえる中学生という年頃。そして真実をみつけるまでに払う犠牲。たどりついた先にあったものは何だろう…。
いつも事件がおきるとさの親や兄弟まで調べ上げて報道されますが、彼らも被害者なんだなと思った。そしてその加害者には自分たちが簡単になりえるということ。なんだか現実をみたかんじ。考える本でした。

Posted by ginniro at 2006-07-17 21:02:03 | コメント(0) | Trackback(0)

2006-07-17 20:53:43

ペギー・スー(1) 魔法の瞳をもつ少女 セルジュ・ブリュソロ [ 作者 さ ]

ペギー・スー(1) 魔法の瞳をもつ少女

角川書店
セルジュ・ブリュソロ, 金子 ゆき子

このアイテムの詳細を見る

ペギー・スーは魔法の瞳のせいでお化け『見えざるもの』をみることができます。そしてかれらは人間に悪戯をしかけいろんな事故をおこしたりする。
ペギーはそれを見ることしか出来ない。いや反撃はできるけれどれはとても疲れてしまうことなのだ。
ペギーのせいで一家はいつも移動してくらしているけれど、ある町で足止めをくった。そこは『見えざるもの』が悪戯を計画している町だった。
そしてそこにとじこめられたペギーたちをおそったのは悪夢のような、いや悪夢のほうがまだましな事件だ。

なんとなく、借りてみました。ところがよそうに反して面白いの。これ。
見えるけれどどうにもならないペギー。そんなペギーをターゲットにして繰り返される悪戯。思いもよらない方法で(笑)。
いいよ〜。本とうに。子供向けだから読みやすいしね。
どうやって『見えざるもの』の悪戯から逃げるのか。それがワクワクします。
一風変わったお話。

Posted by ginniro at 2006-07-17 20:53:43 | コメント(0) | Trackback(0)

2006-07-05 06:51:05

サブリエル ガース・ニクス [ 作者 か ]

サブリエル―冥界の扉

主婦の友社
ガース ニクス, Garth Nix, 原田 勝

このアイテムの詳細を見る

チャーター魔術の繁栄する古王国と、それをさえぎる壁のこちら側の魔法があまり使えない世界。
同じ空間に二つの世界がある。そしてサブリエルは古王国の住人でありながらこちら側の学校に通っている。
あと少しで寄宿舎生活も終わりというときに父から冥界を通じて送られてきたもの。それは父が絶えず身に付けていたネクロマンサーとしての仕事道具だった。
父に何がおきたのか?父の個人名だと思っていたアブホーセンという名前。
サブリエルは幼い頃から壁のこちら側で生活していたから何も知らない。
そう、何も…。
サブリエルは父を探し助け出すために死者がうろつく古王国へと旅立つことを決意する。

面白かったです。はい。久しぶりにいい本だった。
描写がしっかりしているというか、世界がきちんと作られている。
読みやすいし、面白い。登場人物がいい味だしてるよ。
ちょっと上手くいきすぎな部分もあるけれど、それでも何も代償が払われてないわけでもなく、簡単すぎず、結果は思わぬもので解決するし(笑)。
なによりも、スピードがあります。
このスピードって大事だとおもう。読者をいかに引き込めるかということだからね。

Posted by ginniro at 2006-07-05 06:51:05 | コメント(0) | Trackback(0)

2006-07-04 08:58:51

スノードーム アレックス シアラー [ 作者 あ ]

スノードーム

求龍堂
アレックス シアラー, Alex Shearer, 石田 文子

このアイテムの詳細を見る

光の減速器を研究し続けた若い科学者クリストファー。彼は急に姿を消してしまった。そして同僚であり上司に残されたものは、クリストファーが大事にしていたスノードーム(振ると雪が降るやつだ)のようなものと原稿。
あんなに大事にしていたスノードームをどうして置いていったのか?
彼はどこに行ったのか?すべては原稿に記されていた。

静かな、悲しいお話でした。愛を得ようとする者、愛を失った者。いろんな形があって悲しい。クリストファーの悲しみもわかるけれど、エックマンの悲しみと後悔もわかる。悲しいね。
面白かったです。これは。読み始めるとどんどん先が知りたくなる。
どこまで騙せる?どこで見つかる?けっこうドキドキしました。でも、悲しいんだよ。エックマンが。クリストファーが成績表を持って帰ってくるときが一番かな。
これはオススメです。

Posted by ginniro at 2006-07-04 08:58:51 | コメント(0) | Trackback(0)

2006-07-01 21:47:25

刺繍 川本晶子 [ 作者 か ]

刺繍

筑摩書房


このアイテムの詳細を見る

私は×イチで子供なし。イラストを描いてなんとか暮らしている。彼氏はずっと年下。最近は母に痴呆症が出てきてどうしよう…。

帯に書いていた紹介文は明るくてさっぱりしていたのですが、私はすごく辛く感じた。
呆けた母を看取るというか世話をするというシーンがすごく辛かった。
話は面白かったし、文章も軽快でさらりと読める。
けれど芯にある部分が悲しくてたまらなく感じてしまう。
私は幸いなことに痴呆症の人間を抱えたことがない。けれど年齢から言うと母がそうならないとも限らない。そのとき私はどう思うのだろう?
呆けて自分のことすらわからなくなった母と付き合えるだろうか?
静かで優しい話だと思いました。
けっこうオススメです。

Posted by ginniro at 2006-07-01 21:47:25 | コメント(0) | Trackback(0)