2007-01-24 21:21:09
夏のロケット 川端裕人 [ 作者 か ]
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火星に生物はいるんだろうか?そんな子供の頃の夢をもち続けた高校時代。そしてロケットを作ることに夢中になった。
けれど、今は…。ちょっとした事件がきっかけで昔の仲間と再会しロケットを作ることに巻き込まれていく自分。でもきっかけとなった事件はまだ解決されてない。これにアイツは絡んでいるのか?いないのか?
面白い。一気に読んだ。ロケットを作るっていうのが、羨ましい。
私は高校時代、こんなに熱中したことがあっただろうか?子供の頃からの夢を持ち続けることができただろうか?読みながら自分がうつろに感じてしまうくらい。それぞれが悩みや打算を抱えながら一つの目標に向かっていく。それがとても楽しくて。
同時に進むある事件の警察の捜査情報。時間がどんどん過ぎていく。
本当はこんなに上手くいかないだろうけど、でもスリルもあったし、よかったよ。
2007-01-16 20:21:32
ラッシュアワー 釣巻 礼公 [ 作者 た ]
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毎日同じ通勤列車に乗る男女。かれらは殺人や恐喝を心に決めた瞬間があった。
まったく見ず知らずの人間が乗り合わせる通勤列車。普段ならまったく関係がないはずなのに、ひょんなことから関係が出来上がっていく。いや、同じ電車に乗り合わせたことすら「関係」なのかもしれないのだが…。彼らはどうなっていくのだろうか…。
けっこうスピードがあった。で、まったく違う4人が最後にはつながってしまうというのも、すごいとおもう。上手く持っていったなあ(笑)。
かなり面白い。厚さはあるけれどすぐに読みきれる。
2007-01-16 20:16:41
影をなくした男 シャミッソー [ 作者 さ ]
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男はとある富豪のもとでおかしな灰色の男と出会う。そして欲に目がくらんで自分の影を売ってしまうのだ。
金は手に入ったがさて、この男にどんな暮らしが待っているのだろう。
影をなくすなんてどういうことだ?幸運の金袋を手に入れたって影がなくっちゃなんともならない(笑)。つくづくそう思いましたね。
かるくて面白い。短いからすぐ読める。でも、この男が最初は欲に目がくらんでも、ちゃんと自分を取り戻したのがすごいと思うところ。
苦労続きだけど最後は楽しそうで(笑)。けっこう楽しいです。
2007-01-16 20:05:43
薄紅天女 荻原規子 [ 作者 あ ]
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坂東の地で二連と呼ばれる若者がいた。阿高と籐太だ。ふたりは叔父と甥の関係だが同じ年であたかも双子のようだった。
けれど阿高は父を蝦夷との戦いでなくし、母親の顔も知らない。おそらく蝦夷だろうというくらいにしかわからない。
だが時がながれ母親のことを蝦夷から聞かされる。そしてうながされるまま蝦夷の元へといく阿高。それを籐太たちが追う。籐太は阿高をとりもどせるのか?阿高に課せられた宿命。そして時を同じくして都で起こる怪異。内親王である苑上は怪異に立ち向かうため、ある手段をとる。
これもおもしろい。勾玉三部作といわれるものの、最終巻だ。
勾玉を持つのが乙女でないのも面白いなあ。でも、前半はしんどい。しんどいというか、話が見えてこないから乗ることができない感じ。それでも進めば展開が面白い。
ただ、三部作のなかで一番山場が少なくて、理屈っぽいのもこれかもしれない。締めくくりにはいい本かも。
2007-01-16 19:53:46
白鳥異伝 荻原規子 [ 作者 あ ]
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橘の遠子と拾い子の小倶那はまるで双子のように育った。片方が片方を補いそして一つとなっているようだった。
けれど小倶那は都へと行くことが決まり、遠子は残ることになった。橘の姫である遠子は守らねばならないものが他にもあったのだ。そして別れのとき、小倶那はきっと遠子の元へ帰ることを誓う。
しかし小倶那が大蛇の剣の持ち主となりその身をタケルと成してから総てが違う方向へと向かっていく…。
小倶那は遠子を想い、けれど遠子は小倶那を憎むことで自分を保っている。二人は再会することができるのだろうか。
おもしろいよお。ヤマトタケルはもともと好きな人物だから(笑)。
でも、迷いながら自分を叱咤して先へ進もうとする遠子はつらそうだった。どうなるの?どうなるの?ってドキドキしながら読みました。
もっと若いときに読みたかった(笑)。遠子の立場で物語が進むことがけっこうあるので、小倶那の心のつらさが少しわからないところがある。でも、そっちを書くと重いんだろうなとも思う。
2007-01-08 22:00:29
さすらいの女王 中村うさぎ [ 作者 な ]
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豊胸手術をしてみたり、男に振られたり。はたまた癌疑惑。女王さまの生活に安らぎの日々はない。
週刊文春に連載されていたエッセイをあつめたもの。さて、どんな生活が待っているのか?
またまたやってくれますね。豊胸手術ですか。そのお年(失礼)で冒険ですね。
でも、私けっこう好きです。こういう冒険心というか諦めないところ。何冊も読んでいますが、作者のことは憎めないな〜って思います。でも、滞納して差し押さえのエピソードは「役所は死ねというのか?」とちょっと疑問に思ったり。それにしてもちょっと自分と通じる部分を見つけたような気がするな…。こんなに破天荒に生きられたらあるいは面白いかも。やってる本人はたまらないんだろうけど。
現実逃避にどうぞ。
2007-01-07 22:20:26
真理-MARI 加門七海 [ 作者 か ]
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実家にもどり、小学校の同級生に再会したことから始まる。
身に覚えの無い手紙。食べ物にまざる異物。これらは何を意味するのか?そして恐怖が始まる…。
いやあ、怖いね。これが最後まで○○だったというのがもっと怖い(笑)。
嫌だろうな。私だったら…。身に覚えがなくてこれと言うのも…。
スピードがあります。途中で読むのやめるともっと怖いかもしれない。だって訳わからんままにやめたらねえ(笑)。久しぶりに怖いものでした。最後まで気が抜けない。女の怖さと霊的な怖さがぴったり。
2007-01-07 22:05:40
ひるの幻よるの夢 小池真理子 [ 作者 か ]
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短編集
あらすじを紹介するよりも自分の感想かな?これは。
ひとつひとつが微妙な位置にある。確かにひるの幻よるの夢だな。
愛がテーマなんだけれど、一筋縄ではいかない。ただ単純な愛してるということではない。
けれど、ふと心をよぎる不安、秘めた想い、すべてを夢としてしまうには重いのかもしれない。









