2007-04-13 21:17:53
夏の魔法 本岡類 [ 作者 ま ]
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突然幼いときに別れた息子が牧場へ来ることになった。父親としてはおおいに戸惑うことで。しかも来た息子はもう自分とは別の人種かと思ってしまうような「いまどきの若者」。いや、これは息子だけなのかもしれない。父親が戸惑いながらも接する「息子」とは。微妙な距離感がすごく生々しい。お互いに上手く接することが出来ずに自分の価値観を貫こうとしてしまう。でも、この若者の心理ってけっこう当たってそう。それでも変わっていく息子は、みていてイライラしつつも手を差し伸べたくなる危うさをはらんでいる。父親から見た息子、息子の心理、すごく上手に書かれていると思う。そんなに大きな山場がなくても、読み進めるのがとても楽しい。するすると読める。いい本だと思う。
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